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2021-01-02

Yumiの課外授業【英雄Maui①】

Hau’oli Makahiki Hou

 

2021年もこちらのコーナーでは、フラのレッスンから少し離れてフラに纏わるハワイのお話を楽しんでくださいね

『Hau’oli Makahiki Hou(ハウオリマカヒキホウ)』て

ハワイ語の新年の挨拶です。

Makahikiとはハワイで11月頃から4か月続く収穫祭のような祭でした。

収穫に感謝し、戦いもなく労働もしない、スポーツや娯楽を楽しみ、特別な食事をして過ごす休息の期間でした。

ちょうど雨季に当たるので、休息の期間になったのかもしれませんね。

Hau’oliは幸福とか喜ばしい、Houは新しい。

なので、ハワイの新年の挨拶の意味は元々は『喜ばしい収穫に感謝して新年を祝いましょう』という神への感謝の言葉だったのですね。

フラシスターへの新年の挨拶に使ってみてくださいね。

 

さて、前回予告しましたハワイの英雄とはマウイですよ。

ディズニー映画『モアナと伝説の海』はご覧になりましたか

カプアケアでも主題歌『How Far I’ll Go』や『もっと遠くへ』はお馴染みとなりましたね。

モアナは架空のお話ですが、登場人物は私たちが知っている神たちに少しずつ似ているようにも感じます。

中でも半神マウイ。ハワイ神話の半神マウイとの共通点も多いようです。

というわけで、今回は女神ではありませんが馴染みやすいのではないかと思いますので、マウイの伝説を紹介していきますね。

 

《半神マウイ》

マウイはマウイ島ハレアカラ山の東の麓、ハナ湾に面したカウキに住んでいたそうです。
マウイ島という名前の由来ともいわれています。

母は月の女神でカパ(※1)作りの名人ヒナ、父は人間のアラカナ。なので半神半人なのです。そして4人兄弟の末っ子でした。

ディズニー映画モアナの中のマウイのタトゥーには彼の偉業が自然に出てきた、と。そして感謝されるべきだ、と歌っていましたが、

これらの偉業はハワイ神話の中でも語られています。

映画を見た方は、マウイのタトゥーを思い出しながら、これから紹介するマウイの偉業を読んでみてくださいね。
インターネットでもDisney映画のマウイのタトゥーを見られます。

ただし、ハワイ神話で語られてきたマウイは、細マッチョでカッコいいヒーローのようですよ

モアナのマウイはユニークで親しみの持てるキャラクターになっていましたが(多くのポリネシアン人からDisneyにクレームが出たそうです)

※1カパ 一般にはタパと呼ばれますが、タパはタヒチ語でハワイ語だとカパとなります。水で柔らかくした樹皮を叩いて伸ばし 乾燥させた布にモチーフや模様を付けます。タパ柄のパウも人気がありますよね。

18世紀のハワイのカパ

カパで作られた衣服

フラダンサーに人気のタパ柄のパウ。カヒコを踊る時によく着用されます。

 

《島を釣り上げた話》

マウイはマナイアカラニと言われる魔法の釣り針を持っていました。
(ディズニー映画のマウイにも『神の釣り針』ありましたね。使い方はディズニーオリジナルでしたが)

釣りが下手で兄たちに『マウイが一緒に釣りに行くと魚に逃げられる』と言われ、
母ヒナの助言でご先祖様から魔法の釣り針を
授かったのです。

この釣針を持ってマウイは『今日は絶対に大漁だから』と兄たちに頼み、カヌーを出してもらい釣りに行きました

兄たちは半信半疑でしたが、4兄弟はいつものように釣りを始めました。

すると、マウイの釣り糸に大きな手ごたえがありました。

引っ張っても引っ張っても、魚を引き上げることができず、かなり大物がかかったと思い、兄たちに協力してもらい、カヌーを漕いでもらいました。

そして『絶対に後ろを振り返らないで!魔法が解けてしまうから。』と言いました。

釣り糸を引き続けると、針が引っ掛かったのはナント海底だったのです

ところが、もう少し、というところで一人の兄が振り返ってしまいました 

すると、釣針の魔法が解けて大陸は海に落ち粉々になってしまいました。その粉々になった大陸のかけらがハワイ諸島となりました。

もし、あの時、兄が振り返らなかったら・・・、ハワイは大きな一つの大陸だったかもしれません。

 

マウイの偉業、まだまだありますよ~。続きはまた次回お楽しみにね

(2021.1.2)

 

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