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2020-09-06

Yumiの課外授業 【ハワイの女神4 Ka’ahupahau】

ALOHA久しぶりの女神シリーズです。打ち切りになったかと思われた方、安心してください
課外授業はこれからも続きますよ。しっかりお勉強してくださいね

 

オアフ島、パールハーバーの洞窟にはサメの女神、カアフパハウが棲んでいるといわれています。

 

カアフパハウの

カアフパハウの母親は海でもっとも偉大で、カアフパハウを力のあるサメに育てた。そしてエヴァの人達の守護神となった。両親、先生、行政の大人たちは、カアフパハフのように力をつけ、この土地の、社会の役に立つような子供達を育てるようになった。(このブロンズに書かれている文章を翻訳しました)

 

カアフパハウは兄カヒウカ(Kahi’uka)と共に人間として生まれ、人間として育ちました。
ある日、二人は不思議なことに両親の前から姿を消しました。捜索の甲斐もなく、後に彼らの両親は兄妹が
サメの神により、サメの姿に変えられたことを知りました。そしてカアフパハウとカヒウカはエヴァ地区の人々にとって、
プウロアの海(真珠湾)を守るサメとして崇拝の対象となりました。

かつては人間だったカアフパハウとカヒウカは、サメになってもまだ人間に対する忠誠心と暖かい感情を
持ち続けていました。
兄妹は真珠湾の入り口と海岸をパトロールし、スミッティングテールといわれる尾びれを強く打ち付けて、
人食いサメから人間を守りました。
守ってくれているお礼に人々は、餌を与えたり、サメの体についたフジツボを取ってあげるという良い関係ができていました。

 

 

ある時ミコロロウという人食いサメが仲間を連れてプウロアにやってきました。
彼らは他の生き物に変身して侵入しましたが、カアフパハウに見破られ、カヒウカが村の人々を呼び、
漁師たちは人食いサメを捕らえることに成功しました。
しかし、ミコロロウの頭は生き残っていて、頭からポトリと落ちた舌を近くで遊んでいた子供たちが海に
投げ込みました。するとその舌から頭に、そしてその頭はサメの姿に戻ってしまいました。
カアフパハウはミコロロウが生き返ったことに気が付きましたが、間に合わず逃げられてしまいました。
この事からハワイでは『I ola o Mikololou I ka alelo イ オラ オ ミコロロウ イ カ アレロ』(ミコロロウは
彼の舌を通して生き返った)ということわざが生まれたそうです。
この意味は『どんなに厄介な事になっても、必ず逃れる方法はある』ということです。

ここまでが神話のお話です。

 

地名について、少し説明させていただきますね。
パールハーバー、真珠湾、ワイモミ、プウロア、エヴァ・・・
オアフ島の南側に位置するエヴァ(Ewa)の近くに真珠湾があります。
元々はハワイ語でPu’uloaプウロア(直訳すると長い丘ですが、長寿という意味があります。)とかWaimomiワイモミと呼ばれる入江でした。


かつては真珠貝が取れていたのがワイモミという名前の由来となります。(Waiは水、Momiは真珠)
山側に牧場や農場が作られたことで山崩れが起き、土砂により真珠は絶滅してしまいましたが、
その名がそのまま英訳されPearl Harborとなりました。
というわけで、パールハーバー、真珠湾、ワイモミ、プウロアは全てエヴァ地区の入江を意味しています。

真珠湾、というと・・・
私達は真珠湾攻撃を連想しますね。

ハワイアンの海であったワイモミ(真珠湾)でしたが,ハワイ王国最後の王であるカラカウア王時代、 王の実権が無くなり、アメリカ軍による軍事利用が始まりました。

アメリカ海軍によりパールハーバーに造船所を造る計画が立てられました。

地元の人々はカアフパハウの聖地に建設するなんて!と、
反対しましたが全く聞き入れてはもらえず、 工事はスタートされました。
ところが、着工当初から事故が多発していました。 エヴァの人々は『カアフパハウが怒っているからだ』と

昔の真珠湾

言いましたが、米軍は『事故は地震のせい』として
そのまま工事を続けました。
そのため、時間も予算もかなりオーバーして1913年にようやく完成しました。
ところが、爆発事故が起こり全壊してしまったのでした。
アメリカ軍はここで初めてハワイアンの言葉を思い出し、カフナ(神官)を呼んでカアフパハウの怒りを
鎮める祈りを捧げました。
工事が再開され、今度こそ順調に進みましたが、水抜きをした海底から4メートルを超えるサメの骨が
発見されたという記録もあるといわれています。
そして1919年、ついに完成したのですが、、、

 

完成した造船所

真珠湾といえば。
1941年、真珠湾攻撃が起こりました。

現在の真珠湾

神話と実際のエピソードが結びついてしまった今回の【ハワイの女神シリーズ サメの女神カハフパハウ】 でした。

因みに、昨年のホイケの1曲目がこのカアフパハウの伝説を題材に作られたカヒコ『E’o Ka’ahupahau』は
Kumu Noelaniが作った曲ですよ。
もちろん、振り付けもKumu Noelaniでスミッティングテール(強打する尾)は長い髪を手で振り払って
表現されていました。
昨年ホイケの2曲目『Pupu A’o ‘Ewa』はエヴァの貝殻、パールハーバーの事を歌っています。
アップテンポの楽しい曲ですが、ハワイの歴史的背景を背負った曲とも捉えられます。
神話や歴史を知ってから踊ると、観る人にも思いが伝わるはずですよ

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