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2020-06-02

Yumiの課外授業【ハワイの女神2 Lāʻieikawai 前編】

ALOHA~

気が付けばもう6月。Stay Homeしていると時間がゆっくりと流れているように感じましたが、

コロナウィルスをニュースで知ったのは昨年12月。季節は冬から春、そして夏へと向かっています。

横浜はそろそろ梅雨入りなんてワードも聞こえますね。

 

シリーズ2人目の女神は・・・Lāʻieikawai

ライエイカヴァイと聞いて、ピンと来た人は偉い

Stay Home中の動画レッスン曲 Ka Pilinaの曲説明に登場しましたよ。

ライエイカヴァイの美しさを伝え聞いた王が、彼女に書いた手紙をもとに

Kawaikapuokalani Hewett(カヴァイカプオカラニ ヒューエット)により作られたと。

忘れてしまった人のために。

アイヴォヒクプアからライエイカヴァイへの手紙です。

流れ星を見た時、私の想いを伝えます。

そしてアパパネの鳥が鳴いた時、私はすぐそばにいます。

イイヴィ鳥が鳴く時、結ばれる時が来たのです。

 

この曲は、さえずるエレパイオや蜜を吸うアパパネ、イイヴィという3種の小鳥が出てきて、

男女が愛し合う大人のフラソングとして有名です。そんなに美しいライエイカヴァイとは

どんな女神?女性?私?!(笑)(^_-)-☆ ちょっと気になりませんか。。。。。

 

(曲 Ka Pilina から神話ライエイカヴァイに戻しますね。)

ライエイカヴァイが女神なのかそれとも身分の高いお嬢様お姫様

神話には諸説あります・・・が、ライエイカヴァイはハワイの女神に共通する絶世の美女

そして登場する男性は揃いも揃って❝だめんず❞なのです

 

 

それでは、ライエイカヴァイの前編です。

 

昔々、オアフ島に住む夫婦に双子の女の子が生まれました。夫は跡取り息子が欲しかったのですが、

生まれてくるのは女の子ばかり。女の子が生まれるたびに里子に出されていました。

妻は夫に気づかれないようにこの双子を年老いた聖職者とその妻ワカにに預けました。

 

そして双子の姉ライエイカヴァイはワカと秘密の洞窟で暮らし、妹のライエロヘロヘはその聖職者と

オアフ島のクカニロコで暮らし、それぞれ美しい女性に成長しました。ライエイカヴァイは美しさのあまり、

頭上にいつも虹が出て彼女の存在がバレてしまうのを心配したワカはハワイ島プナ地方のパリウリに

引っ越すことにしました。しかし、ライエイカヴァイの美しさはすぐに知れ渡り、たくさんの男性が求婚してきました。

 

カウアイ島の王アイヴォヒクプアは夢で出会ったライエイカヴァイがハワイ島に住んでいることを突き止め、

黄色の羽のマントなどの贈り物をたくさん持って会いに行きました。ところがライエイカヴァイの家は

オーオーという鳥の羽で覆われた素晴らしい家だったので、自分の持って行ったマントがかすんで見え、

プライドの高いアイヴォヒクプアは引き返しました。

しかし、諦めきれないアイヴォヒクプアは5人の妹たち(マイレ姉妹)をライエイカヴァイに接近させ、

ライエイカヴァイと親しくなろうと企てました。この作戦はワカに見透かされ失敗に終わりました。

アイヴォヒクプアに取り残されたマイレ姉妹ですが、その後ライエイカヴァイと仲良くなり一緒に暮らしました。

 

 

黄色の羽のマント 注:アイヴォヒクプアのものではありません。ビショップ博物館の展示物です

 

マモという黒い鳥の一部にある黄色の羽が使われたため、黄色のマントは希少価値があったという事です。

カメハメハ大王も黄色のマントを身につけています!

 

ここで少し寄り道。

アイヴォヒクプアですが、黄色のマントを持ってライエイカヴァイに会いに行ったものの、

諦めてカウアイ島に戻る途中で雪の女神ポリアフに出会いました。そこで二人は恋に落ち、

結婚の約束をしました。しかし、アイヴォヒクプアはライエイカヴァイを忘れられず、

自分の妹であるマイレ姉妹に協力させようと考えたのです。

ポリアフはアイヴォヒクプアがライエイカヴァイだけではなく

マウイ島の女王と婚約していた事を知り、アイヴォヒクプアとの結婚をやめました。

こんないい加減な男と結婚しなくて良かったですね、ライエイカヴァイもポリアフも。

でも『Poliahu』という曲の中ではE Hoi Mai~(戻ってきて)と呼んでいるのですよね。

マウナケアに住む雪の女神ポリアフ

 

ライエイカヴァイの物語はまだ続きますが、今回はここまで。また続きは後日アップしますので、

お待ちくださいね。

(注:神話なので諸説あります。ここでお伝えするものも、

そのうちの1つですので参考にしていただければと思います。)

 

 

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