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2020-05-22

Yumiの課外授業 【ハワイの女神シリーズ1 ラカ】

ALOHA~

 

横浜でも、いよいよ緊急事態宣言解除に向かっています。

解除されてもまだ油断のできない状況は続き、

新しい生活様式を取り入れていくことになるでしょう。

この機会に、踊ること以外にもフラにまつわる様々な知識を

身につけていけたら、フラダンサーとしてもワンランクアップ

できるのではないでしょうか

課外授業としてハワイに伝わる神話や曲の背景、

ハワイ語などもアップしていきますので、

楽しんで読んでいただけたら嬉しく思います

 

突然ですが、ラカ(Laka)をご存じでしょうか

【ハワイの女神】シリーズ第1回目は、

フラダンサーなら是非知っていてほしい『フラの女神』です

このラカlakaをメルアドに入れている人もいますよねぇ。

古代ハワイアンは文字を持たない民族だったので、

神話・伝説は口承で受け継がれてきました。

そのため諸説ありますが、ラカに関しても多くの説があります。

  • ポリネシア諸島に伝わるラタという神(男性)
  • 火山の女神ペレの妹である
  • 豊穣の神(農耕の神)ロノの妻または妹である
  • 女神カポの善の側面または娘
  • カヌー作りの神(男性)

このように諸説あるのですが、ハワイのフラハラウの多くでは、

フラの女神として信仰され祭壇に祀られています。

祭壇に祀られることも多い、ラカの化身と言われている植物、

ラマの花と実ですが、

花は1cmにも満たない小さな花で実は食べられるそうです。

このラマ(Lama)は光という意味を持っています。

Malama Pono...この言葉、覚えていますか。

幸福に光が。このMalama と同じです。

Maは解き放つ。Lamaは光です。

ラカはフラに光をあて、啓蒙する役割を担っています。

なのでラマというこの植物がラカの化身と

言われているのかもしれませんね。

 

伝説の1つでは、モロカイ島には、代々フラを踊る一族がいて、

その1人として生まれたラカは、

フラを一族だけのものとするのではなく、

ハワイ中に広めた、と伝えています。

 

モロカイ島で毎年5月にカ・フラ・ピコという

フラの誕生を祝う祭典が行われています

また、カウアイ島に《カ ウル オ ラカ ヘイアウ》

という神殿(ヘイアウ)があり、

ハワイ諸島最古のハラウとも言われています。

ラカの家族はカヒキ(タヒチ)からハワイにやってきて、

ニイハウ島からカウアイ島に移り住んだという説もあります。

 

ラカは森の守護神でもあります。

森に踏み入るのはラカの領域に入ることと同じと考えられており、

フラハラウの祭壇に捧げる植物やレイなどを作るのに

必要な植物を採取する時は、

マナカードのラカです。

森に入る前には許しを請うチャントを唱えます。

古代ハワイにおいて神に祈りを捧げるチャント、

それに合わせて踊るところから始まったのがフラの起源とも言われます。

 

文字を持たなかったハワイでは、チャントや踊りで伝説を伝えてきました。

フラの曲には、ハワイの伝説を歌っているものが数多くあります。

美しい女神たちも登場しますので、

【ハワイの女神シリーズ】では少しずつ皆さんに

ハワイに伝わる女神についても、お伝えしていきたいと思っています

 

Mahalo

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